アダルト動画で高い人気、需要を誇るのが「無修正動画」です。無修正とは男性器、女性器を隠す処理を施さずに映し出される画像や動画を指します。
でも日本の法律ではモザイク処理を入れないと違法になるはずなのに…なぜ?と思いますよね。知らない間に法を犯すことがないように、疑問や不安をこの機会にクリアにしましょう。
日本で無修正はわいせつ物陳列罪に充当する
ご存知のとおり、日本では性器局部を処理なしに映しだされる画像や映像は認められていません。これは刑法175条のわいせつ物頒布等の罪に定められているためです。
[colored_box color=”light-blue” corner=”r”]わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料に処 し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする(第1項)。有償で頒布する目的で、 前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする(第2項)。 [/colored_box]
ここで議論になるのが、どこからどこまでがわいせつであるかという定義です。
日本ではわいせつという定義を“性交渉が関与する、あるいは彷彿させる対象”として法に定められました。すなわちセックスに該当する性器部位、性器結合などの表現に対して適応されるようになったのです。
元来より日本では性交渉についてビジネス的にも認めない文化が造成されています。売春禁止法がそれに当てはまります。そしてアダルトビデオにもこの概念が定義づけられました。
AVはそもそも演技作品であるという建前
元々AVが発展したのは1980年台のビデオデッキ普及に端を発しました。この時代は現状のアダルト概念とは異なり、曖昧なわいせつの定義を守る風習がありました。
アダルト映像は性交渉を見せるビジネスとして売春行為に該当する兼ね合いが懸念されたのです。そのために、本当は挿入せず本番行為をおこなっているように見せる撮影方法を駆使する作品も数多くあったのです。
しかし、そもそもわいせつの定義も曖昧であり、法的に局部の修正を施せば問題なしとされる文化がAVの発展で定義づけられたため、現状では本番性行為をおこない撮影することが当然となりました。
ですが過去からの名残は残っており、AV女優は性交渉で報酬を得ているのではなく、性交渉の演技を含む出演料を得ているというのが建前なのです。
そのために女優という職業名が付くのです。
[line color=”light-blue” style=”solid” width=”1″]話が逸れましたが、いずれにせよ日本国内では局部が明確に判別できない処理を施すことが大前提となっており、日本国内で生産流通されるメーカーの作品には必ずモザイク処理が施されています。
日本国内では無修正動画の流通や販売が禁止されており、違反すると罪となります。
インターネット動画は無修正でも合法化される事実
無修正動画は日本国内において禁止されています。しかし、現在インターネットの発展によって無修正動画閲覧が許される抜け穴が発生しました。
それは、日本以外の世界中のサイトを気軽に見ることができるというポイントです。
これを語る上で重要なのがインターネットの仕組みです。アダルトサイトを含めて、Webサイトはサーバー(インターネット上のデータ置き場)にサイトデータを設置することで世界中から閲覧が可能なようになっています。
インターネット上ではサーバー設置国の法が適応されるのです。
わかりやすく言えば、例えばアメリカではアダルトの修正という法も概念もありませんので、アメリカにサーバーを設置しているサイトのアダルト動画なら、無修正動画を購入閲覧してもなんの問題もありません。
海外旅行に行って現地でアダルト動画を見ているのと同じことになり、現地の法適応となります。
多くの無修正アダルト動画レーベルは、日本国内で撮影したデータを海外にて編集して販売しています。サーバーだけでなく動画販売サイトの所在も海外にあることが定められているためです。
海外設置の無修正動画サイトから入手した動画は合法なのです!
日本国内での無修正動画売買は禁止
少し突っ込んだお話をしますと、日本には法的に無修正動画を閲覧することの罪はありません。厳密に言えば定まっていないと言うのが的確かもしれません。
現在のようにネット動画が普及する前は、無修正動画自体がDVD等の物品だったため、海外で入手した無修正DVDを日本国内に持ち込むことは「輸入禁制品」として現状でも許されていません。
しかし、ネット動画を楽しむことについては先程もお話したとおり「海外で閲覧している扱い」となり言及できないため、法的な規制の対象外となるのです。
このために、現在主流のデータ化された無修正動画を所有していることへの追求はありません。しかし、国内での動画販売や公開については厳しい法追求があります。
基本的に無修正動画の販売では海外のドル換算された決済で購入することが基本です。日本円での売買は日本国内での販売に該当するためです。
無修正動画を購入する際は日本円での購入は違法です!
そのために正規の無修正動画レーベルでは外貨での販売となり、クレジットカード決済が主流となっています。知らなければ意外で外貨販売は怪しいと感じてしまいますが、日本円で無修正動画を購入することは違法取引なのです。充分注意しましょう。
違法業者から購入歴がある場合摘発時に事情聴取の可能性があります。
[colored_box color=”light-green” corner=”r”]◆追記
近年一部の大手アダルトサイトではドルのみではなく円決済にも対応するようになっています。これは違法ではなく、海外にてアダルトサイトが為替手続きを負担するものです。
違法サイトとの見分けが難しいですが、違法サイトは国内決済をおこなうため円にしか対応していません。ドルと円両方の決済方法がある無修正動画サイトは安全と覚えておきましょう。[/colored_box]
国内での無修正動画・画像公開は違法行為です
もうひとつ無修正に関する部分で気を付けなければならない点が画像や動画の公開です。公開とはブログやSNSで無修正動画を不特定多数に広める行為です。
現在は誰もがアメーバ等の無料ブログサービス、FACEBOOKやツイッター等のSNSによって気軽に写真や動画をアップロードできるようになっています。
無修正動画の拡散行為は検挙対象です。
法的に性器の描写が違法となるので当たり前のことですが、法整備が万全でないこともあり認識が曖昧に陥ってブログ記事等に利用される方が意外と多くあります。
このあたりは各サービスがアカウント停止等の措置で拡散を最小限に留める努力をしていますが、インターネットによって無修正動画が増えたことによる違法認識の薄れに繋がっています。
これによって前項で触れた国内二次販売をおこなう違法業者も後を絶ちません。
購入閲覧する側にも知識がなければ知らない間に犯罪の片棒を担ぎ、刑事トラブルに巻き込まれる可能性があります。そのときに知らなかったでは済まされません。
近年増加している著作権の侵害による法追求
無修正動画閲覧と混同されがちなのが、同様にインターネット普及による問題として挙がる著作権法侵害です。
この事態はアダルト動画だけではなく、テレビのドラマや番組、映画などを簡単にアップロードできることになったために業界収益を損なう行為としての追求が近年激しくなっています。
販売されている動画をコピーして、ネット上で販売したり無料公開しているサイトが数多くありますが、これらはすべて販売物を不正に拡散して著作者の権利を侵害する違法行為です。
[colored_box color=”light-blue” corner=”r”]著作権のある著作物を著作権者の許諾を得ないで無断で利用すれば、著作権侵害となります。さらに、無断複製物であることを知っていながら当該複製物を頒布(有償か無償かを問わず、複製物を公衆に譲渡・貸与することをいう)したり、頒布の目的で 所持する行為や、著作物に付された権利者の情報や利用許諾の条件等の権利管理情報を故意に改変する行為なども権利侵害となります。
著作権、出版権、著作隣接権の侵害の場合、罰則は原則として「10年以下の懲役」または「1000万円以下の罰金」となります。しかも、どちらか一方ではなく懲役と罰金を両方とも科すことができます。 [/colored_box]
基本的に著作権は制作・販売メーカーにあり、権利を侵害しているだけでなく販売を阻む営業妨害行為として出版権侵害が加算されます。
民法709条「損害賠償請求権利」、著作権法114条「複製物利益の算定権」、民法703条・704条「不当利益返還請求権」、著作権法115条・116条「名誉回復措置請求権」が該当します。
認識的には販売物だとわかって入手閲覧した場合も同罪と捉えられています。
2012年より閲覧者にも刑罰の適応が法規化されています。現実的に日本では著作権に関する法知識が普及していない事実もあり、現状入手閲覧に関しては寛大な措置となっていますが、いつ刑事訴追されてもおかしくありません。
無料公開されているアダルト動画はこれに該当し、ダウンロードや閲覧は違法行為となります。権利保持者と警察のサイバー部署が常に監視しています。
仮にこのような訴追が発生した場合、無修正動画不正入手に関する事情聴取もおこなわれる可能性があります。勤め先の会社に警察が「アダルト動画のことで」と乗り込んできたら…
この知識をしっかり持っておいてください。
著作権法は思っているよりも重い法です。
過去の判例でも、特に悪質とみなされたものでは500万円の罰金と1年6ヶ月の懲役といったものが実際にあります。そして無修正等の海外販売物の著作権は海外に拠点を置くメーカーにあるため、海外から訴えられることになります。
アメリカの場合は日本の比にならない重罪となります。
無修正アダルト動画閲覧の正しい知識まとめ
[deco_bg image=”chalkboard” width=””]1,海外で販売されている無修正アダルト動画は合法
2,正規無修正動画販売メーカーは外貨決済をおこなう
3,無修正動画を閲覧しても罪には問われない
4,無料動画は著作権侵害の可能性を疑う
5,無修正を日本円販売する業者は違法である
6,違法動画は閲覧することも罪に問われる
7,購入した無修正動画を他人に供与してはいけない[/deco_bg]
以上をしっかりと理解しておいてください。法規を守り安全に楽しんでこそのアダルト動画です。こんなことで刑事罰に発展してしまったら末代までの恥です。
アダルト・ハイでは安全に無修正をはじめとするあらゆる動画を楽しむことを念頭にしています。適切に知識を持ってアダルトライフを送りましょう!
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